社長 藤麻一三のブログ

<気づいた事に日付を決める>

 「知っている」「分かっている」・・・私たちがよく使う言葉です。例えば『ハイの実践』の大切なことは、倫理を学ぶ私たちにとって当たり前のように「知っている」「分かっている」ことですが、果たして皆さんはいつ、どこで、誰に対しても喜んでできていますか?私は時と場合によって変わったり、相手によって変わったり、正直なところまだまだ十分にできていません。「知っている」「分かっている」ではなくて<できるか、できないか>が大切なんです。

 同様に「思っている」「考えている」という言葉をよく使います。でも肝心なのは、「思っている」「考えている」ではなくて<やるか、やらないか>なのです。

 同級生や親友と久しぶりに会った際に「今度飲みに行こうか」とか「ゆっくり食事でもしようか」とか会話しますが、実際に皆さんは一緒に飲みに行ったり食事したりしていますか?そのままになって忘れられていることが多いのではないでしょうか。ではなぜ実行できないのでしょうか。簡単です。それは日付を決めないからです。その場で日程を決めてしまえばその行動は実現します。日付を決めないということは、「飲みに行こうか」は単なる社交辞令で、あなたの本音はその人と飲みに行きたくないのかもしれませんね。

 『第一感を働かせよ。これは叡智である』気づいた事をすぐすることが成功の秘訣、健康の秘法ですが、状況によってすぐにできない場合はメモをします。私も気づきをすぐにメモしていますが、そのメモが溜まってばかりでなかなか行動に移すことができずにいました。あるヒントから気づいた時にその事の実行日を決めて、手帳のカレンダーに落とし込んでメモすることを実践しました。するとどうでしょう。気づきのメモがどんどん消化されていくのです。たまには予定日に処理が出来ず、翌日以降に日程変更することもありますが、確実に実行されていくのです。かなり忙しくなりますが、是非皆さんも試してみてください。

 今年の倫理研究の日めくり『今日の道しるべ』の11日に「よい考えも実行しなければ夢物語 アイデアが閃いてもそのままでは宝の持ち腐れ 成功者とは行動を起こす人のことである」とありますが、まさに理論は線香花火、実践は爆弾ですね。

【倫理ネットワークNO99 リレーエッセイ原稿】